スキ・泣き・恋
『美愛side』



この頃最近安梨の様子がおかしい…。





「ねぇ、奈多君!」





奈多君に聞いても年上だし、わからないか…






「安梨の事、なんか知ってる?」






「安梨ちゃん?」






「…うん!」






「さぁねー。」





奈多君、なんか隠してる…。







「それより、今日は俺の家に行くだろぅ?
親も居てないしさぁ〜?」






最近、やたら誘ってくる…。






「今日はごめんなさい。
この後、安梨と待ち合わせしてるんだ…!」









嘘…!




安梨とは待ち合わせなんてしてない…。







「今日も…?」







「ゴメンね?
奈多君!」






「いいよ!いいよ!」






最近奈多君誘ってくるばかり…。

付き合って間もないのに…。







「奈多君!今日は有難う!
又明日ね!」






「…うん!
又明日!」







途中まで送ってくれた…。


安梨と会うからって駅近くまで…。






「これからどうしょかなぁ〜。」






ホンマに安梨を呼び出すかな!





〜♪〜♪〜♪




「もしもし?」




安梨だー。





「もしもし。
安梨さーん?」







ハッハハ。





「どうしたの?
こんな時間に?」






こんな時間にってまだ6時半なんだけど…?







「いやー!
安梨ちゃん、今暇にしてるかと思って…?」







「うん!めっちゃ暇してるよ!」






「じゃ、〇〇公園に来てー!
待ってるよ〜!」






ガチャ〜

一方切った…。



でも、安梨って可愛い…。







「…!」




もう7時になりよるってゆうのに、ライトをついてるとやたら明るい…。





「美愛〜!」





安梨だ〜





「こっちこっち!」




走って来たのか、ハァーハァーゆってるし…。





「どうしたの?
美愛ちゃんがこんな時間に呼び出すなんて…」







「おかしかった?」





「…うん!だってさぁ〜。」






やっぱり友達だわ…。







「奈多君がさ…。」





「奈多君…?」






奈多君で反応したよね?
安梨…?







「…?」






やっぱり奈多君となんかあるの?





「安梨。奈多君となんかあるの?」


今先の反応っていい、奈多君も奈多君だし…。





「えっ?
なんで?」






「最近安梨様子がおかしいから!」


先も奈多君でものすごい反応したし…。



「…別に。」





「嘘!
ねぇ、安梨!私達は友達でしょ?教えてよ!」



何かあるんなら、教えてよ…。

今まで隠し事なんて1度もなかった。


それは、友達だから…。





「友達だし…。
隠してる事は無いよ…!」






安梨…。




やっぱり…。









「そうだよね!?」




あるんだ…。





「…う…うん、、」






安梨がいつか話してくれるのを待つしかないんだね。






安梨、いつか話してね












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