スキ・泣き・恋
安梨〜




「安梨〜!起きなさい!」



お母さんの声って目覚まし時計だな…。




「起きてるし!」





今日は遠足の日…。





ガチャ〜






「ハァー
おはよう!お母さん!」





眠たい〜





「安梨あんたさ
美愛ちゃんといつまでお喋りしてたの?」






結局は美愛と10時すぎまで喋ってた…。






「…!」






「美愛ちゃんと喋るのはいいけど、時間を考えなさい!あなた達は女の子なんだから…。」







「ハイ、ハイ!」





うるさいんだから…。





「いただきマース!」




あぁー
美味しそう…。







「安梨、分かってるの?」






うっさいなぁ〜





「まぁ、まぁ…。
お母さん。もう安梨だってお年頃なんだし、分かってだろ。」




「まぁ、あなたが甘いことゆうから…。」





あぁー。

喧嘩はうるさい…。





ガチャ〜





「安梨!話は終わってないわよ!」





たく。




「これからは気をつけます!
以上、終わり」





「安梨〜!」






ガチャ






「あぁー
どうして母親ってもんはあんなにうるさい生き物なんだろ」






朝からイライラするー。






「安梨〜!おはよう!」




美愛だ…。




「おはよう!美愛!」




「どうしたの?朝から不機嫌だね〜?」


朝からムカムカするんだもん…。





「お母さんと喧嘩したんだもん!」




「あらら〜
それで不機嫌なの?」






誰のせいだと思ってんだよ…。






「安梨!
今日はアイス奢ってあげるから、機嫌直して〜!」




「やっぱり、美愛は好き〜!」





そうゆう優しい所が美愛だもん…。




「元気な奴…!」





「アハハ…!」




確か美愛の所も今日は遠足だったような…






「美愛ちゃーん!」




「あっー!
心次君!」





あいかわず、ラブラブだね…。






「おはよう!安梨ちゃん!」





「おっはよう!」




あんまし、奈多君と関わりたくない人…。





「ねぇ、美愛ちゃん!
今日こそ、終わったら俺の家来ない?」




「わかった…!」






美愛ちゃん…、、







「よっしゃ〜!」




奈多君…。
喜んでるし…。






「じゃ、美愛ちゃん後でね!」






「奈多君…。うん!後でね!」






美愛…



嫌なら、断ればいいのに…。








「美愛…。断るんなら、ちゃんとして断りなよ!」





「…うん!そうする!」







昨日、美愛から相談を受けてた…。






奈多君の事で…。







「sexしよって事でしょ?
家に誘ってるって事は?」





それは、そうかも知れないけど…。




自分が嫌なら断るしかないよって言うたものの…

美愛は断りにくいというし…。






「ねぇ、奈多君…?」




私はまだ自問がもう一つ…。




「奈多君は美愛の事好き?」




「何をいい出すんだよ!」





動揺してる…。





「じゃ、静奈は?」





静奈ちゃんも美愛も大事な友達だから…。






「言ってる事がわかんないんだけど…。
安梨ちゃん。」








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