スキ・泣き・恋
「とぼけないでよ!
静奈ちゃんが奈多君を好きなの知ってて、近づいてるてしょ!?」




そう…。

最近やたら、静奈と奈多君。

一緒に休み時間は一緒に居てる…。









「奈多君〜、安梨〜。」





噂をすれば、静奈ちゃんだ…。








「おはよう!静奈ちゃん。
今日も可愛いわね?」






奈多君のウソつき…。



美愛にも同じ事を言うてるくせに…






「あらー!
嬉しい〜!」





静奈、騙されたらダメだよ…。







「じゃ、俺は行くよ!
今日の遠足楽しんで…!」






あの笑顔…。





むかつく…!








「有難う…!後でね…!」





静奈も静奈!




騙されやすいんだから…。







「静奈!
騙されたらダメだよ!」







「なんで、安梨に言われないとダメなんだよ!」





「静奈の為なんだよ」




そう…




全部は静奈の為…。





「どうゆう事?」





静奈に話すしかないよね…。




美愛と奈多君が付き合ってる事を…。






「ちょっと…!安梨…!」






「うん。実はね」





「うわー。
おはよう?ふたりさん!」





花保!





「おはよう!花保!」





朝から元気だね

花保…。







「ねぇ、二人して内緒話…?」





「違うわよ!」





そんなんじゃないし…。







「じゃぁ何よ?」







「花保には言わない〜」





「えっー!
静奈のいじわる〜」






ホンマに静奈ちゃんと花保ちゃんって仲良しなんだね




幼じみだけはある…。







「安梨。置いて行くよ〜??」







「待ってよ〜!」








花保ったら…。




歩くのだけは早いんだから…。

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