スキ・泣き・恋

雨降りザァーザァー

安梨〜




あぁー。
今日も雨か?




「安梨〜!
おはよう!」





「おはよう!美愛!」





雨降っていて、歩いて学校は正直めんどい…。






「美愛ちゃん!安梨ちゃん!
おはよう!」






奈多心次君!




美愛の恋人…。






「ふぁーあ。ダル!」







「葉山君は相変わず眠たそうだね?」





葉山勇君…。



奈多君と同級生で、1番の仲良しらしい…。







「当たり前じゃん!
テスト勉強してて、どくに寝てないんだ…。」






「そこ?威張ること?」


美愛がつっこみ…。





もうすぐしたら、夏のテストが一斉に行われる…。



今度こそいい点を取らないと、まじでやばいからなぁ〜?






「でも、奈多君も葉山君も点数なんて優秀なんだし。
大丈夫なんじゃないの?」






美愛…ったら…。






「そんな事言うて、美愛は大丈夫なわけ?」






「安梨〜!」







ほんと、美愛をからかうと面白いんだから…。







〜♪〜♪〜♪






「美愛、ゴメン!」





「…うん?
いいわよ!」






そうだ、あの事を美愛に浮き明けないといけなかった…。
静奈が奈多君を諦めないって…。
何をされるかわかんないって事…。







「安梨聞いてる?
ねぇ、安梨ってばー!」






「あっ?何?」





呼ばれてる事すら聞いてなかった…。







「もう!
安梨ったら…。この頃最近ぼーっとしてる事多いわよ!」





「あっは…?
そうかな?」






「そう!そう!」






それは、静奈と奈多君の事を考えてたんだから…。





「美愛〜。
ゴメンね?」





「心次!
電話終わったの??」






「あぁ〜!」






美愛ったら…。
奈多君に甘い声出しちゃって…。








キンコンカンコーン







「やばー。
もう時間だ…。行かないと!」






遅刻だよ…。






「じゃ、美愛たん!
又後でね?」






美愛たんってキモイ…。







「おい、心次!
早くしろよ」





「わかったって…。」








早くしないと遅刻する…。






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