スキ・泣き・恋
葉山勇〜



「お前、親のいいなりになんかになって楽しいわけ?」




「なんだ!
葉山かいな?」





俺の親友の奈多心次は俺のおさ馴染みで、唯一の友達…。







「親の言いなりならないと、殺されるんだよ!」





そう!
奈多心次は奈多グループの御曹司…。






「だからってなぁ〜?」





コンコン〜





「入るわよ〜?」





いやな女がきた〜?





「奈多君〜!
遊びに来ちゃた…!」






日下部静奈だ。







「なーんだ…。葉山勇君もいたんだ!」





「俺は帰るよ!」





「おい、葉山!」





ガチャ〜







「ねぇ、心次君〜?」






あぁー?





奈多の奴いつまでいい子ブリする気なんだよ…。


しかも、日下部と誓約結婚までさせてさ…。




あの親父も何を考えてるんだか?


ーーーーーー






「兄さん!」





「静奈!」





そう。まだ皆は知らないが、静奈と俺は本当の兄妹…。






両親が離婚して、名字が変わった…。









「静奈ね、お兄さんにいい情報教えてあげる…!」





「…!」







「心次を買わないってゆったの?」





買う?






「どうゆう事だよ?
おい、静奈!」







「心次にある女の子っと付き合ってみない?ってゆうたの?」





ある女の子って…?





「なんの為に?」






静奈の事だから、又くらだ無い事だろうし…。




「それはもちろん…。
心次君がどのくらい付き合えるのかを試す為…。」






くだらない〜








「もちろん?
お兄ちゃんも手伝うの…?」






俺も…?






「だって…。
心次君の友達って言うたら、お兄ちゃんだもん!」






こうゆう時だけ使う〜






「俺は知らないからな!」







「いいじゃん!
時間潰しだと思ってさぁ?」








時間潰しねぇ〜






「ねぇ、いいでしょ?
お兄ちゃん!」





「おぃ、静奈!」





心次…。





「心次君!」







「又勝ってに葉山に頼む…。」





「だっていいじゃん!」






「静奈お嬢様!
ここにいたのですか?」






静奈の雇った人…。







「何よ!
功さん!」






「母上様が呼んでましたよ!」




「わかったわよ。すぐに行きます!」




宅田功【たくたごう】
静奈の世話係の人…。


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