スキ・泣き・恋
「たまたま通ったら、お前がいた…。
それだけ!」




葉山君…。





「なんでもない…。
有難う!」







心配してくれてたんだよね?








「葉山君!」




抱きつかれてる…。







キンコンカンコーン〜






「次、音楽室だった…。
行かないと…。」





葉山君に抱きつかれたまま…。






「もう少しだけこうさせて…?」






葉山君の香水がいい匂い…?






「葉山君って香水の香りがする〜?」



なんの香水だろう?




「あぁ、この香水か?
俺の妹がつけてるやつ…?」





妹…?







「葉山君に妹なんかいたの?」






初めて知った…?




葉山君に似てるのかな〜?







「親が離婚して、離れてるけど…。」






両親が離婚か?







「そうだったんだ…?」






私、葉山君の事何も知らなかった…?






「虹出てる…?」







えっ?






「きれーい…!
虹見るのもいいもんだね?」







しかも、葉山君と2人で…?




2人…?







「ねぇ、葉山君!
授業はいいの?」





チャイムなったよね?






「二人してサボりだな…?」






「葉山君でもサボりしたがるんだね?」







葉山君…。


優しい所も初めて知った…。






「誰のせいだと思ってんだよ?」






「えっ?なんか言うた?」





聞こえてない振りしてた…。






「何もゆってないよ!」






虹が綺麗〜











< 35 / 209 >

この作品をシェア

pagetop