スキ・泣き・恋
「ねぇ、ねえ、
名前和泉安梨ちゃんって言うの?」



ん?誰?
しかもちょー可愛いし!




「…うん!」




「可愛い名前だね。
私は日下部静奈!宜しくね」




日下部静奈【くさかべしずな】
名前の通りに可愛い…。







「こちらこそ!」




こんな可愛い子と友達になれたらいいなぁ〜





キンコンカンコーン





今日は入学式だけだから、早く帰れる〜




美愛とどこにいこーうかなぁ…







「安梨さんだったけ?」









えっーっと…



あっ!?日下部静奈さんだ。





「暇だったら、友達とカラオケに行くんだけど行かない?」



友達とっ…!?


カラオケって…。





「ちょっと約束が…。」






美愛と待ち合わせしてるのに…。







「何?彼氏とか?」





「違います!
中学の友達と待ち合わせしてるんで…!」






「じゃ、その中学の友達も誘って行こうよ…!」



えっ?でも…。




「…でも!?」



美愛に聞かないと…。






「早く!
中学の友達に連絡して」




うぅー…


無理矢理なんだから…。



私にも答える事務があるのに…。





〜♪〜♪〜♪





「もしもし!
安梨!?どこにいるの?」




ホンマに美愛の声って明るい…





「実はさ…。」





私のクラスの子が美愛と私でカラオケに行こうって誘ってる言うたら、美愛のやつ





「いいねぇー!
行きたい〜!」






だもん…。





ガクーっと来たよ…。

てっきり、嫌だって言うのかと思った…。





「安梨〜!!!」



美愛だ。
しかも早!






「早いわね。美愛!」



「だって、早く安梨ちゃんに会いたかったんだもん♪」



って可愛く言うんだから…。









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