スキ・泣き・恋
葉山勇…




「おい、葉山!
なんか暇なんだけど…?」




「知るかよ!」





今日から夏休みな俺達…



暇だからって遊びに来たのは、、





「あら
心次君!私に会いに来てくれたの?」





静奈!






「静奈、勝手に入るなって何回言えばいいんだよ?」






静奈は親が離婚しても俺の家に上がり込む…





「いいじゃん!
だってここは私の家でもあるんだから!」






あー言えばいいかす!







「まぁ、まぁ。
夏休みも暇なんだし!」





「…!」






静奈はどくでもないやつ…。





「ねぇ、ねぇ心次君?
今度の2日間さぁ、私の別荘に行かない?」





本の読むのに邪魔なんだけど…。





「あのさ、そうゆうのはどこか違う所で話してくれないか?本の読むのに邪魔なんだけど…」





「又本なんか読んでるの?
真面目ねぇ〜?」





静奈みたいに遊び人間になりたくないだけじゃ…




「…!」




無視して、本の続きでも読んどこ…





「ねぇ〜!
行こうよ!」






うっさいなぁ〜?






「じゃぁさ?
皆で行かないか?それなら静奈もいいだろ?」





皆でってまさかして…?





「皆で?って俺も入るのか?」




「当たりじゃん!
後、安梨ちゃんや、美愛とか呼んでさ?」






心次、何を考えてる?
岡下なんか呼んでさ?






「いいねぇー!
じゃ、花保達も呼んでいい?」





げっげ?




あいつらまで呼ぶ気かよ!






「じゃ、決まり!」





っておい!




「俺、返事も何もしてねぇよ?」





「いいじゃん!
大勢おった方が楽しいで!」






勝手に決めやがって…






「でも、岡下さんなんか呼んで大丈夫なわけ?」





岡下さんは静奈と心次の関係を知らないのにさ?





「平気!平気!
誤魔化したらいいしさ?」






でもよ〜?




「…俺はしらないからな!」




「心配するなって…!」





こいつの遊び癖、どうにかならない?

















< 42 / 209 >

この作品をシェア

pagetop