スキ・泣き・恋
「で話って何?」



美愛のあの寂しそうな電話越しの声…。




「ねぇ、安梨って静奈と仲良かったけ?」





静奈…!





「まぁ、うん!」






静奈と仲がいいって言うたら、仲がいいかな?





「じゃ、心次君って静奈さんと知り合いなの?」




どうしてそれを…!




「実はね、心次君から電話が来たの!
静奈さんの別荘に行かないか?って…。」




「奈多君が…?」



あいつ、何を考えて美愛にそんな話してるんだよ!




「だから、安梨に聞いたみたの…!
知ってるのかな?って…。」





私も奈多君と静奈が知り合いなんて知らない…。



ただ、何かあるとは思う…。


それを、美愛に話すか話さないか?




「私…、私は!」




どうしょ…。





「だったら、安梨に頼みがあるの?」




頼み…?






「今度の別荘で調べてほしいの…?」





調べてって…






「私が…?」




「安梨以外に誰が居るの…!」





でもさぁ…





「安梨、私を助けると思って…
ネ!お願い…!」






まぁ、美愛の頼みだし…。






「わかった!」






人腹脱いであげるよ!





次の朝〜






「美愛〜!
おはよう…。」




「おはよう!」



今日は明日の別荘に行く準備の買い物…。




「ねぇ、どこ回る…?」





「そうだね…!」




ショッピングモールは広くって色々回れる…。




「私、ファインショップに行きたい…。」




「おっ!
いいねぇー!」




ファインショップは可愛い服ばかり…。
しかも…価格が安いし…。





「安梨、この服似合う〜!」




「美愛だって!」




お互い着替えて見せびらかした…。





グゥー!




「あっ…
アハハ…!」




「そういれば、もうお昼の時間だったね?」




グゥー。



「美愛も…?」



「みたいだね笑」



お互い、昼ごはんをどこにするか決めて、入った店は可愛らしいカフェだった…。




「美愛はメニュー決まった?」



「まだ!
安梨は決まったの?」




ここのおすすめはグラタンだった…。





「グラタン、美味しそうだけど…
一番のおすすめのパスタも食べたいような!」






悩み中…。





「お決まりになりましたか?」





聞きに定員さんが来た…。




「私はこのパラリヤンパスタで!」



美愛は決まるの早いな!





「ぅー!
どうしょ…!」




まだ決まらないや〜





「えー。
ミートグラタンとこのパスタで!」




「安梨、2個食べるの?」



「だって、決められないんだもん!」




決められない時は2個頼むのが一番…。




「太るよ〜!」



「うっー。
大丈夫だもん…。多分!」




「多分かい!」




大丈夫、大丈夫!
ダイエットして、4キロは落としたんだもん…。














< 48 / 209 >

この作品をシェア

pagetop