スキ・泣き・恋
午後からは皆んなは自由だった…!



本を読んでる人…。


又海に入りに行った人、、



別荘でゆっくりしてる人とか…。






私はもちろん…!






「安梨って弱いね…!」





乃亜ちゃん、花穂ちゃん、静奈ちゃん、私で部屋の中でトランプの真っ最中…!





「も、もう一回やろ!」




ババ抜きをして、これで三回目…。




「ぇえ〜。
どうせ負けるじゃん!安梨…。」




そう…!これで三回連覇して負けた…。





「静奈はパス…!
あきちゃた!」





「じゃ、私もヤメた〜!」



花穂まで…!




「じゃ、安梨!
私達だけでする?」





乃亜ちゃん…。





「大好き〜!」





乃亜ちゃんは優しいから好き…。





コンコン〜





「何する?」





そうだね〜!





「麗蘭ちゃん…!
遊びに来たよ!」





麗蘭ちゃんの彼氏だ…。






「麗蘭なら、いないよ!」





静奈が答えた…。




「どこに行ったんだろう?」






「私、探して来ますよ!」





乃亜ちゃんとトランプを中断した…。





「お願いしちゃおかな?」




「わかりました…。」




乃亜ちゃんが「早くね〜!」だって…。




一緒に探してくれても良いのに…。





「麗蘭ちゃんは何処に行ったんだろ?」





別荘って言うより、旅館みたいで広すぎ…。








麗蘭ちゃん探せないよ〜!






「和泉さん!どうした?」




葉山君だ…。




「葉山君こそ、どないしたの?」





「色々回ってただけさ!」





ふーん。




葉山君って時々わからない時がある…。





意地悪な時もあれば、クール的な感じ…。






「ねぇ、何で葉山君ってあんまし人と喋らないの?」





いつも、読書ばかり読んでるみたいだし。




「俺は、人と関わるのが嫌いなだけ!」





「でも、奈多君とは仲が良いよね?」




時々、奈多君と居てるし…。




「それは、同じ学年だから!」



同じ学年にしては仲がいいような〜?




「ふー。
じゃ、静奈ちゃんとも仲がいいの?」





「…!」





あっ?

黙った…。

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