スキ・泣き・恋
葉山〜



別荘から帰って来てから、暇だった…。





「おーい。葉山入るぞ!」




「って、勝手に入っとるし!」





って心次に突っ込んでも仕方ない…。






「お前の部屋は相変わらず本だらけだな!」






ほっとけ…。







「で、何しに来たんだよ…!」







「葉山さ、安梨ちゃんの様子みて来てくれないか?」






あの別荘で静奈と心次がやってるのを和泉にみられたらしい…。





「…!」





「な!頼む…!」





って言われても!








「俺が行くと余計ややこしくなるし…。」






当たり前だ…!







誰のせいでこんな事になったんだョ







「だから頼む…!」






「あぁー。わかった。行けばいいんだよな?行けば…」







たく。
俺まで待ちこむなよな…!








「サンキュー!」






「でも、岡下はどうするんだよ…!」






1番に傷つくのは岡下なんだよ…。







「わかってる。
だから、明日行う花火大会で話すつもり…!」






やっと話すんだな…。






「で、ついでに安梨ちゃんも一緒に誘っといてくれないか?」






「ハァー?
何で俺が…?」







「いいじゃん…。様子見に行くついでにさ…!」






ふざけるな。







「俺はお前のパシリかよ…!
自分でいけよ…」





「嫌だ…!
これ以上、安梨ちゃんに嫌われたくないし…!」







もう嫌われてるくせに…。







「行けばいいんだな…。
行けば…!」








「おぅ!
宜しく…!」







偉そうに…。








ガチャ〜








「ぅ〜。暑い!」






暑い中出たくなかったのに、心次の奴〜!









〜♪〜♪〜♪〜♪





「もしもし…!」




和泉の奴、誰かわかってないな!





「俺、葉山やけど…!」





「葉山君?
何で私の携帯知ってるの?」






びっくりした声…!





それはそうだな…。








「心次から教えて貰った…!」






ゆえば、心次が岡下から聞いたんだけどな…。






「どうしたの…?」






「今、暇〜?」





俺は直行に聞いた…。







「暇だから、何?」






1人で怒ってるし…!







「だったら、家の近くにいてるんだけど、来るか?」






心次にいちを頼まれたから…。


「家に…?」




だから、和泉の家も聞いた…。




ガラ〜




「なんでいるの?」






昼間なのに、パジャマのままかよ…。


ーーーーーー



「ちょっと待ってて…!」


彼女はパジャマのまま出てきたから、気づいたのか、急いで着替えに行ったし…!




夏休みだからって寝てたな…!






ガラ〜






「お待たせ…!」





うっ!

孫にも衣装…。





「ちょっと歩くか?」






「うー。」






黙ったまま…。







歩いて10分…。






やけに大人しいな〜!








「お前さ、明日の花火大会に行くのか?」





心次に誘われたし…。






「行かないョ!」





行かないって…。






それから黙ったままなのか、何も喋って来なかった…。






「俺は結局は何しに行ったんだ…?」





あいつが帰ってから、ブラブラしてる俺…。





えぇ〜。ラキがあかない…。





和泉へ





明日の18時に◯◯神社前に来い



葉山より





「送信っと…!」






俺は、和泉にラインをいれた…。




ラインなって、滅多にしないから、緊張した…。



〜♪〜♪



ラインだ…。



「和泉からだ…」



葉山君へ




それってお誘いですか?




安梨より





お誘い以外になるがあるんだよ…!





和泉へ





それ以外何があるんだよ。




葉山より





「送信…」







〜♪〜♪





あいつ、ライン早いっすんやけど…。





葉山君へ






わかりました…!




安梨より







それだけかよ…。







多分、あいつの事だから、顔赤いな…笑
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