スキ・泣き・恋
安梨〜



「葉山君、大事な話があったんじゃないの…?」




いらん事お母さんが出て来たから、喋れなかったじゃない…。








「いや、又今度でいいよ…!」









そう言って帰った葉山君…。








ガチャ〜






「あら、葉山君!
帰ったの…?」







ルルン気分なお母さん…!






「もう…!
お母さんが出て来るから、葉山君帰っちゃたじゃない…!」









「だって、安梨が男の子といるなんて初めてじゃない?」







だからって…!








「へー!
姉貴に彼氏とか出来たのか?」







安士…!








「別に彼氏とかじゃないし…。」







「フゥ〜ん…!
男ももろ好きになったんだな…。」








酷〜!







「安士…!
あんたはどうなのよ…!」








まぁ、安士の性格で彼女とか出来るわけないか…?







「安士君…!」







「紅音ちゃん…!」






人の家に誰…?







「安士の彼女らしいわよ…!」








「えぇ〜!」










可愛い子…。








「お邪魔してます…!」









「どうも…。」








あのませガキに彼女とかあり得ない…!








「じゃ、安士君…!
又明日学校でね…。」








「おお〜!」









安士…









「鼻の下伸ばして、カッコ悪…!」









「うるせい…。」








照れてる…!








ガチャ〜








「ただいま〜!」








「お父さん、帰ってきた…。」









「「おかえり…!」」










ガチャ〜









今日葉山君と居て、楽しかったな〜









「和泉、あのさ…!」









あの後…!









「何を話たかったのかしら…?」









「安梨〜、安士、ご飯よ〜!」







「はーい…!」








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