マルチな彼女に首ったけ!
★篠原慎 side
俺はシャワーを浴びてから、堅苦しくない格好に着替えて秋川さんの部屋へと行った。
30分と伝えていたので、彼女の支度を考えて40分程してから行った。
もちろん、行く前には予告の電話をした。
持っていったシャンパンを渡すと、グラスが無いと苦笑したので、二人三脚の景品のマグカップで飲もうと提案する。
お洒落な雰囲気なんか求めてない。
彼女の部屋で、ペアのマグカップを一緒に使うと言う事に価値があると思うのだ。
「シャンパンって、度数何%あるのかな?」
彼女がビンを眺める。
「え?11%?ビールって半分以下位ですよね?うわ、私酔い過ぎるかも………。」
俺は携帯電話でシャンパンを検索してみる。
「確かに、酔い易いみたいだね。よく冷すと美味しいみたいだし。今日は止めておく?」
「そうですね。この次用に冷やしておきますか。缶チューハイありますけど飲みます?」
「一つもらおうかな。うちには、缶ビールがあるから後で持ってくるかな。」
「取りあえず、つまみ出しますね。」
そう言うと、テーブルに並べ出した。
きんぴらごぼう、ヒジキの煮物、ほうれん草のごまあえ、具沢山の冷やっこ、カマンベールチーズとクラッカー。
「え、こんなに沢山!全部手作りだろう?」
「昨夜作り置きした、簡単なものばかりですけどね。
おばあちゃんの食事みたいで恥ずかしいんですけど。
あ、このカマンベールは横に切ってレンジでチンしただけで、クラッカーにつけると、チーズフォンデュみたいなんですよ。
冷めないうちにどうぞ。」
「俺、コンビニか外食だから感動した!すごいよ!」
「ご飯が食べたくなったら、オムライス出しますから言って下さいね。」
彼女もシャワーを浴びて着替えていたようだから、ほとんど作る時間はなかっただろう。
作り置きにしても、ハパッとここまで揃えて出てきた事に感激した。
食べてみると、どれも飽きのこない味で美味しい。
コンビニ弁当とは違うのだと実感した。
急に、飲むより食べたくなる。
オムライス、どんなのかな?
「オムライス、作りますね。テレビでも見てて下さい。」
俺の視線を感じたのか、何も言わないのにニッコリ笑ってキッチンに立った。
30分と伝えていたので、彼女の支度を考えて40分程してから行った。
もちろん、行く前には予告の電話をした。
持っていったシャンパンを渡すと、グラスが無いと苦笑したので、二人三脚の景品のマグカップで飲もうと提案する。
お洒落な雰囲気なんか求めてない。
彼女の部屋で、ペアのマグカップを一緒に使うと言う事に価値があると思うのだ。
「シャンパンって、度数何%あるのかな?」
彼女がビンを眺める。
「え?11%?ビールって半分以下位ですよね?うわ、私酔い過ぎるかも………。」
俺は携帯電話でシャンパンを検索してみる。
「確かに、酔い易いみたいだね。よく冷すと美味しいみたいだし。今日は止めておく?」
「そうですね。この次用に冷やしておきますか。缶チューハイありますけど飲みます?」
「一つもらおうかな。うちには、缶ビールがあるから後で持ってくるかな。」
「取りあえず、つまみ出しますね。」
そう言うと、テーブルに並べ出した。
きんぴらごぼう、ヒジキの煮物、ほうれん草のごまあえ、具沢山の冷やっこ、カマンベールチーズとクラッカー。
「え、こんなに沢山!全部手作りだろう?」
「昨夜作り置きした、簡単なものばかりですけどね。
おばあちゃんの食事みたいで恥ずかしいんですけど。
あ、このカマンベールは横に切ってレンジでチンしただけで、クラッカーにつけると、チーズフォンデュみたいなんですよ。
冷めないうちにどうぞ。」
「俺、コンビニか外食だから感動した!すごいよ!」
「ご飯が食べたくなったら、オムライス出しますから言って下さいね。」
彼女もシャワーを浴びて着替えていたようだから、ほとんど作る時間はなかっただろう。
作り置きにしても、ハパッとここまで揃えて出てきた事に感激した。
食べてみると、どれも飽きのこない味で美味しい。
コンビニ弁当とは違うのだと実感した。
急に、飲むより食べたくなる。
オムライス、どんなのかな?
「オムライス、作りますね。テレビでも見てて下さい。」
俺の視線を感じたのか、何も言わないのにニッコリ笑ってキッチンに立った。