マルチな彼女に首ったけ!
★篠原慎side
彼女の献身的な看病のお陰で、俺の体調は、ほぼ平常に戻った。
勤務先で皆に移したらいけないので、まだ仕事には行かないが、電話やメールでやり取りしたりして、業務にほぼ差し障りの無いようにしていた。
毎食栄養のあるものを届けてくれるので、インフルエンザにかかる前よりも健康的な食生活だった。
彼女が、いたせりつくせり、してくれる生活が心地良すぎる。
もう、秋川さんのいない生活には戻れそうも無かった。
「篠原さん、明日から仕事行きますか?」
「はい。いつまでも休んでられませんしね。」
「治って良かったですね。
明日、お弁当作りますから、持って行って下さいね。
仕事、無理しないでとは言えませんから、せめて、栄養のあるものを食べて下さい。」
「秋川さんにはすっかり、お世話になってしまって。
感謝してます。
独りだったら今頃、干からびて悪化してたかもしれないですね。
今度、改めてお礼させて下さい。」
「私が勝手に押し掛けてしまって、かえって御迷惑だったんじゃないですか。」
「迷惑だなんて、とんでもない!毎日会えて、夢のような日々でした!!」
「そう言って下さると嬉しいですけど。」
頬を赤らめてはにかむ彼女が愛しかった。
毎日顔の大部分を覆っていたマスクが今日はなかったので、久々に表情が良く分かった。
小柄で愛らしいのに、何でもこなしてしまいそうな、しっかり者の彼女。
料理上手で、頑張屋で、さりげなく気が利いて。
こんな彼女が家族になってくれたら良いのにな、なんて願望を持ってしまったりして。
ああ、もう、俺は彼女にメロメロの首ったけだ!
これはもう、交際なんてすっとばして、結婚を申し込んでしまうレベルではないだろうか。
シチュエーションが大事だから、今すぐには申し込みはしないけど。
とりあえず、仕事を一段落させ、その後、デートに誘おう。
勤務先で皆に移したらいけないので、まだ仕事には行かないが、電話やメールでやり取りしたりして、業務にほぼ差し障りの無いようにしていた。
毎食栄養のあるものを届けてくれるので、インフルエンザにかかる前よりも健康的な食生活だった。
彼女が、いたせりつくせり、してくれる生活が心地良すぎる。
もう、秋川さんのいない生活には戻れそうも無かった。
「篠原さん、明日から仕事行きますか?」
「はい。いつまでも休んでられませんしね。」
「治って良かったですね。
明日、お弁当作りますから、持って行って下さいね。
仕事、無理しないでとは言えませんから、せめて、栄養のあるものを食べて下さい。」
「秋川さんにはすっかり、お世話になってしまって。
感謝してます。
独りだったら今頃、干からびて悪化してたかもしれないですね。
今度、改めてお礼させて下さい。」
「私が勝手に押し掛けてしまって、かえって御迷惑だったんじゃないですか。」
「迷惑だなんて、とんでもない!毎日会えて、夢のような日々でした!!」
「そう言って下さると嬉しいですけど。」
頬を赤らめてはにかむ彼女が愛しかった。
毎日顔の大部分を覆っていたマスクが今日はなかったので、久々に表情が良く分かった。
小柄で愛らしいのに、何でもこなしてしまいそうな、しっかり者の彼女。
料理上手で、頑張屋で、さりげなく気が利いて。
こんな彼女が家族になってくれたら良いのにな、なんて願望を持ってしまったりして。
ああ、もう、俺は彼女にメロメロの首ったけだ!
これはもう、交際なんてすっとばして、結婚を申し込んでしまうレベルではないだろうか。
シチュエーションが大事だから、今すぐには申し込みはしないけど。
とりあえず、仕事を一段落させ、その後、デートに誘おう。