【B】きみのとなり

荷物を置いて、
早々に着替えを済ませると
兄貴たちのいる、
医局へと顔を出す。


いつもの日課。
いつもの日常の始まり。



医局のドアを
ガラガラっと開けると
兄貴の
お仲間さんたちの視線が
集まる。


「嵩継さん。
 氷夢華ちゃん来ましたよー」




って。
氷夢華ちゃんって……。



ちゃんってなんなの。
なんか……もう、
この辺がムズムズ、
かゆくなっちゃうじゃん。

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