夏の虚無感

蒸し暑い夜道を
上機嫌で帰っていた。

今でもはっきり覚えている。

あの時、リップスライムの
「熱帯夜」をリピートで
聴きながら帰っていたのを。

家の近くまで送ってくれて
翔大先輩は私に
オトナのキスをしてくれた。

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