夏の虚無感
私はやっと翔大先輩の
評判が良くない理由が
わかってきた。
それでも、誘われたら
断れない。
むしろ求めてしまう。
それくらい翔大先輩のことを
好きになっていた。
その日、早織先輩が
顔を出してくれた。
本田麻里奈さんっていう
早織先輩たちの1つ上の
生徒会役員だった人を
連れてきてくれた。
専門学校に通っている
麻里奈さんは
小さくて可愛い感じの人だった。
二人は仕事を手伝ってくれた。