夏の虚無感
いつものように4人で
帰ろうとしているとき
私は副会長になりたい思いを
みんなに話した。
すると、怜があっさり
咲がなりなよ、と言ってくれた。
怜は4人の中で一番
家が遠かったため
遅くまで学校に残って作業する
生徒会に入ることを
少し疎ましく思っていたらしい。
それに、先生からも
大丈夫なのか?と
心配されていたらしい。
だから、あっさり
副会長の座を譲ってくれた。
晴れて生徒会の副会長に
なれた私だった。