終始謎がちりばめられた物語で、深いなぁ、自分にはこの発想力は皆無だなぁとつくづく思いました。
読了後も不思議な気分があとを引いて、登場人物たちの行動や言動をもう一度読み返したくなります。
『薬』で記憶を『書き換えられた』主人公の優花(彩智)は、幸せなのか、不幸なのか…。
うーん、相変わらず深いテーマです。
出す答えは、十人いればみんな違うでしょう。
でもきっと優花にはこれが正解だったんだと思います。
自分の過去と現在と未来を見つめながら成長し、一つの答えを出した優花を抱きしめてあげたくなるお話しです。
ぜひご一読を。