愛されることを知らない孤独なお姫様
更衣室から出るとすでに男子軍団は着替え終わっていた

「志緒里」

「光輝!」

2人はラブラブしながら海の方へ行ってしまった

去り際に志緒里が振り向き口パクで“頑張って”って言われてしまった

陸斗、どこだろう?

「秋」

「陸斗!」

声がした方を振り向くと陸斗が立っていた

や、やばい

引き締まった腹筋が...

目にくる.../////

パサ

1人でそんなことを思っているとパーカーをかけられた

「それ、着とけ」

「あ、ごめん...。」

やっぱり似合ってないよね

スタイルも良くないしこんな見苦しい格好をお見せしちゃって...

でも、ちょっと傷ついちゃったな

「勘違いすんなよ」

私の表情の曇りに気づいたのか陸斗が言った

「可愛い」

「っ...?!な、なななな/////」

そんな反則だよ

一気に舞い上がっちゃうじゃん/////

「俺が他人に見せたくねぇの。それ着とけ」

「う、うん.../////」

陸斗はずるい

一旦テンション下げさせといて一気に上がらせるんだもん

そんな思い上がるようなこと言われたら期待しちゃうじゃん

陸斗には美咲さんがいるのに...

あー、やめやめ!

自分で考えといてテンション下がっちゃう

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