愛されることを知らない孤独なお姫様
「秋って泳げんの?」

「習い事の中に入ってたから泳げるよ」

私ってなんか可愛げない女だな...

こういう時って泳げなぁいとか言った方がいいのかな?

悶々と考えていると

「へー。んじゃあそこまで競争しようぜ競争しようぜ」

「え?どこ?」

陸斗が指したのは黄色いポールが浮いているところだった

「あそこまで泳げるか?」

「泳げると思うけど..。」

「いちについてーよーいどん!!!」

海で泳いだことないって言おうとしたのに突然開始された

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