愛されることを知らない孤独なお姫様
戻らなきゃ

陸斗が心配しちゃう

一つの決意とともに海辺へと戻った

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「秋!!!」

「陸斗...」

「どこ行ってたんだよ!」

「お母様とお父様の執事が来たの」

「は?」

焦っていた顔から不機嫌な顔へと変わった

「その人相葉さんって言うんだけど、私のこと大丈夫か見に来たみたい」

「母親には居場所バレてんのか?」

「ううん。相葉さん私が小さい頃からよく面倒見てくれてた人でね、最近会ってなかったんだけど相変わらずで、きっと内緒にしてくれてる。」

「...そうか。」

「だから大丈夫!それよりお腹空いちゃった...」

「焼きそば食うか?」

「食べる!」

ごめんね、陸斗

この旅行が終わったら少しの間離れるよ

いつになるかわからないけど

きっと帰るから

突然いなくなっても心配しないでね...
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