愛されることを知らない孤独なお姫様
「もう一本!!!」

弱音なんか吐いちゃダメ

これは自分のことなんだから

自分で解決しなければいけない

大丈夫

陸斗たちにもう会えなくなってしまったとしても

前の冷たい頃の自分に戻ればいいだけだから

きっと大丈夫

「本当に大丈夫なのか?」

「え...?」

「顔面にボール当たっただろ」

「あ...うん。大丈夫だよ!」

なんだ、ボールのことか。

心の中見透かされたのかと思った...
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