愛されることを知らない孤独なお姫様
「はぁ〜...。疲れた」

気づけばあたりは夕焼け色に染まっていた

「秋、海の方見てみ」

「わあっ...。」

あたりを照らす赤とオレンジが混ざったような夕焼けが海に反射してとても綺麗にうつっていた

「綺麗だね」

「うん」

“綺麗”

この単語がピッタリな景色が辺り一面を覆っていた

「帰ろうか」

「うん」

どちらからともなく手を繋いで他の皆の後を追った
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