愛されることを知らない孤独なお姫様
「ま、いろいろあんだよ。皆、待ってるぞ」

「みんな?」

「外で待ってる。心配してたぞ」

「そっか...。」

「行ってきなさい。」

「いいんですか?」

「いいも何もまた勝手に抜け出されたらたまんないわ。」

「ありがとうございます!」

「失礼しました。」

はぁ...

なんか疲れた...

1日でいろんな体力使った気がする

「陸斗...。」

「ん?」

「ありがとう」

外へと続く廊下を歩きながらいろんな意味を含めてお礼をした

「俺が勝手にしたことだから」

それでも嬉しかったよ

迎えに来てくれたんだもんね

また好きが大きくなった
< 167 / 196 >

この作品をシェア

pagetop