愛されることを知らない孤独なお姫様
「残念だが助けは来ない」

「なんでそう言い切れるの」

「少し考えれば簡単にわかるやろ」

まさか...

「志緒里になにかしたの!?」

「さぁな」

そう言って毒牙の総長は薄気味悪く笑った

「志緒里に手をだしたら命はないと思え」

悔しい

何も出来ない自分が1番無残で悔しい

女だからって舐めんな。

絶対に桜華は来る

この手足が自由になった時覚えてろよ。


秋の中の何かが切れ始めた

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