愛されることを知らない孤独なお姫様
「そんじゃぁ、後は楽しんでな」

そう言って毒牙の総長は出て言った


「総長太っ腹〜」

「こんな可愛い子俺たちにくれるなんてほんま家の総長は太っ腹やなぁ」

男達は舐め回すように私を見ている

はっきり言って気持ち悪い
吐き気がする

よく見ず知らずの女をそんな目で見れるものだと思う

ただ1人を除いて。

「そこで見てるんだったらこの人たちをどかしてくれない?」

「無理ですね。」

敬語の男は一線引いている

直感でそう思った
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