愛されることを知らない孤独なお姫様
久しぶりに夢を見た


幼い頃の記憶の夢


あの頃は希望という姉だっていた


姉は愛されていた


誰からも愛され、憧れられる人だった


私とは違い、両親からも愛されていた


唯一姉は私を愛してくれた1人だ


唯一私に愛情を捧げてくれた


だけど、そんな姉は数年前に帰らぬ人となってしまった。


それからこの家は静かに崩れていった


もう私は愛を忘れてしまった


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