愛されることを知らない孤独なお姫様

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今日もまた朝日の光で目を覚ます

それと同時にノックが聞こえ執事が入って来る


また1日が始まる



「お嬢様。おはようございます。
本日のご予定をお伝えいたします。
本日はパーティーがあるためお稽古、またはレッスンはお休みでございます。
10時にはこちらを出るのよろしくお願いします。
では、失礼いたします。」



今日はパーティーか...


パーティーって言ったら楽しそうなイメージがあるけど実際はそんなんじゃない。


沢山の企業への挨拶回りとか本当に面倒くさい。


トントン


ノックが聞こえた


「どうぞ」


「失礼いたします。
お支度のお手伝いに参りました。
本日はこのドレスを来ていただきます。」


「わかったわ。」


「本日は大人っぽさをイメージしたドレスでございます。
お気に召していただけると嬉しいです。」


大人か...


私は将来どうなるのか


そんなことはもうわかってる


政略結婚


私の未来はこれで決まっている


姉があえなくなった今、私は会社を継がなければならない


そのためにパーティーやらお稽古やらレッスンやらに押しつぶされそうになっている


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