愛されることを知らない孤独なお姫様
「秋、お前は誰か信じられる奴はいるか?」


突然陸斗が問いかけてきた


「1人だけ...いるよ」


正直に言った


陸斗とはまだあったばかりで全面的に信じられてる訳では無い

だけど、何故か陸斗には素直に自分の気持ちをぶつけることができる


「私には姉がいたの。私が信じてるのはその姉だけ。」


彼女はまだ気づいていない


陸斗のことをもう信じてしまっていることに


「そうか」



陸斗はそれ以上親とか友達とかについては聞いてこなかった


それは陸斗の優しさなのかな?



バタンっ!!!


「たっだいまー」



会話が途切れた頃急に誰かが入ってきた



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