愛されることを知らない孤独なお姫様

｢こんにちわ(*ˊᵕˋ*)｣


私はその女性に目を奪われた


凛とした声、スラッとした体型に出るとこは出て引っ込むとこは引っ込んでる

顔つきも驚くほど整っていて大人の女性って感じだ

でもどこか少し幼さを残した顔つきはとても綺麗で可愛い

流石光輝さんの彼女

女の私ですら見とれてしまうほどお似合いなふたりだ


｢あら？女の子？｣


｢こんにちわ｣


志緒里さんと目が会い緊張する


どうにか噛むのをこらえて挨拶をする


｢みんな揃ってるし、秋ちゃんも来てるし、自己紹介ちゃんとやろうか。
改めて、桜華の総長を務めてる真田光輝（さなだこうき）｣


｢光輝の彼女で桜華の姫をやってます。滝志緒里（たきしおり）です。｣


｢桜華幹部、土屋真樹（つちやまさき）だ｣

｢同じく幹部、真田拓海（さなだたくみ）だよ｣

｢同じく、冴島一輝（さえじまいっき）です｣


｢宮澤日向（みやざわひなた）｣


｢幹部の黒崎陸斗（くろさきりくと）だ｣


｢これが今の桜華の幹部たちだよ｣


｢橘秋（たちばなあき）です。｣


｢なにか質問とかある？｣


｢えっと...、お2人は兄弟ですか？｣


光輝と拓海を見ながら言う

確か2人とも苗字が真田だった気がするんだけど...


｢やっぱりその質問くるよねぇ｣


｢志緒里の時もそうだったよなー｣


え？もしかしてしちゃいけない質問だった！？


｢あ、別に言いたくないとかだったら言わなくても大丈夫です。｣


｢いや、言いたくないわけじゃないよ。
俺達はね、実は兄弟じゃないんだよ｣


｢え？｣


｢たまたま同じ苗字だったってだけなんだよねー｣


｢そうなんですか...｣


なんか聞いちゃいけないかもっとか思って焦ってた自分がすこし恥ずかしい



｢ねぇねぇ秋ちゃん!!!｣