愛されることを知らない孤独なお姫様
「日向来い」


「...」


陸斗が日向に話しかけると2人は幹部室を出て行った


何を話すのか、そんなのはすぐにわかった



私のことだ...。



日向は私が桜華に入ることに反対だろう



悪いことしたな。


ちょっとした罪悪感が胸の中をグルグルとする



日向、ごめんね


私は心の中に住み着いてるあるものと日向を重ねて誰にも聞き取れないほど小さな声で謝った

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