愛されることを知らない孤独なお姫様
「秋」

「あ、陸斗」

いつの間にか陸斗が下に降りてきたようだ

「どうしたの?」

「ちょっとこっち来い」

「?うん」

なんだろ?

陸斗は一旦外に出てバイクが止めてある場所へと行く

「今日から桜花の一員となっただろ?」

突然陸斗が話し出す

「俺らからの入団祝いとしてこれを受け取ってくれ。」

そう言って陸斗が見せたのは赤い単車だった

綺麗な赤の下地に桜華のシンボルである桜が舞っている

「綺麗...」

「気にいってもらえる嬉しい」

「陸斗、ありがとう!」

「あぁ」

返事は素っ気ないけど優しく頭を撫でてくれた

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