愛されることを知らない孤独なお姫様
「陸斗って子どもっぽいところあったんだね」

「あ?」

クスクス笑って言えば少し睨まれた

「だってチーズ入りのハンバーグが好きって可愛いでしょ?」

「男は可愛いなんて言われても嬉しくねぇよ」

「ふふふ」

暖かい

心の底から暖かいものが溢れ出てくる

久しぶりにたくさん笑えた

「ご馳走様。明日も頼むな」

「うん」

陸斗って本当に優しいなぁ

ご飯作ってくれたからって食器を洗ってくれている

「風呂沸かしたから入ってこいよ。着替えは取り敢えず俺のでいいか?」

「うん。ありがとう」

陸斗の半袖とスエットを貸してもらいお風呂へと向かった

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