愛されることを知らない孤独なお姫様
まぁ、受け入れられないのは仕方ない

突然現れたものに気を許すほど族は生ぬるくないことくらいわかってる

それにいつかは...

やめやめ!

早く陸斗にご飯作らなきゃ

タンタンタン

と、野菜を着る音が軽快に響き渡る

しばらくすればグツグツとカレーの匂いが部屋の中を充満する


「陸斗、できたよー」

リビングでくつろいでいる陸斗に声をかける

「あぁ。さんきゅ」

誰かと食事するのは凄く暖かい

いつまで続くのだろうか

いつかきっとあいつが迎えにくるだろう

それはいつだ

いつまで私はここにいられる?

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