愛されることを知らない孤独なお姫様
「今日も飯うまかった。ありがとな」

「陸斗って礼儀正しいよね」

「そうか?」

「うん。お礼ちゃんと言うし、なんかいろいろ丁寧というか」

「俺も小さい頃は家のことで結構あったからなぁ」

少し寂しそうな顔をして言った

「そっか。」

「でもなにより礼儀はちゃんとしなくちゃな。」

「私、陸斗が結構羨ましかったりするなぁ」

「俺のことか?」

「うん。陸斗って真っ直ぐなんだもん」

「真っ直ぐ?」

「暴走族やって喧嘩とかしてるけどなんか綺麗なの。真っ直ぐで綺麗。」

「んだよそれ」


陸斗が照れているのを見て笑みがこぼれる


「私も、陸斗みたいに真っ直ぐ芯の通った人になりたい。」

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