愛されることを知らない孤独なお姫様
「秋だって綺麗だよ」

「え?」

陸斗の一言で心臓が暴れだす

「秋は、仕草も心も全部綺麗だよ」

「な、な、な...?!」

言葉を返そうと思ってもうまく言葉が出てこない

「あー!」

「ふぇ?!」

「こんなの俺らしくねぇ!風呂入ってくる」

立ち上がり風呂場へと向かう陸斗の耳は赤く染まっていた


暴れだす心臓、無意識に緩む頬、黒い感情

これが何を表しているのか秋が気づくのはもう少し先のお話

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