愛されることを知らない孤独なお姫様
「はーやーくー」

「本当に眠くなると性格変わるよな」

「陸斗ー?」

「ほら行くぞ」

「んー」


最近夜になるとこれが日課になってしまっている


「電気消すぞ」

「んー」

陸斗の方へ擦り寄る

「ったく、毎晩理性と戦ってる俺の身にもなれよな」


眠りへと入った私は陸斗がそんなことを呟いていたのを知る由(よし)もない



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