Wエース
負けてから次の日
俺達バレー部はoffだった
なんでも、点検があるらしい
帰省してたり、部屋でゆっくりしたり
お出掛けしてたりと色々だった

いつまでも凹んでたってしょうがない
だから、次に進むんだ

「壱馬先輩、どうします?」

かずま「どっか行くか?」

「そうですね」

かずま「吹っ切れたのか、大紀」

「智紀先輩は・・・春高に残ると思うので」

かずま「そうか。んじゃデパート行くぞ」

「あ、はい」

かずま「さっさと準備しろよ」

「はーい」

俺と壱馬先輩はデパートへ向かった
何だかんだで楽しみだった

かずま「どこ行くか」

「ゲーセン」(きらきら)

かずま「お、おー」

ゲーセンは中学の頃からよく行ってた
結構得意な方だと思う
ま、壱馬先輩も得意そうだけど

「見てください」

かずま「お前、ゲーセン得意なんだな」

「ヘヘッ」

かずま「後は。どうせなら普段出来ない事でもするか」

「はいっ」

俺達は色々な場所へと行った
全てを忘れてしまいそうなくらい
だけど全てを忘れてはいけなかった

だって・・・春高があるから
この同時刻、先輩達に亀裂が入り始めたなんてまだ知らなかった
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