Wエース
駆side

わたる「なぁ、秀は?」

しゅう「辞めるよ」

わたる「なんで!?」

しゅう「あんな思いしたんだぞ。お前は試合に出てるからいいけど・・・俺は1年や2年にベンチ奪われてるんだ。笠原や馬場のような圧倒的な力の前では何も通じない」

わたる「でも、チャンスが無いわけじゃないだろ?」

しゅう「出てる奴らとは違ってそこまで強くないんだよ」大声

かける「やめろ」

なぜだ・・・・・・
天童は人1倍練習していなのに
それでも、ベンチには入れない

たくと「どっちの考えも分からなくないけどさ、、、言い争っても意味無いじゃん」

わたる「お前、1番中途半端じゃん」

たくと「そう、だったね」

かける「とりあえず帰省までは2年の体育館で練習だ」

特別体育館以外の3年はI.Hが終わると同時に自動的に引退となる
残された時間で何をするのかはそれぞれだ

たくと「了解」

しゅう「オッケー」

らく「帰省かぁ」

こうしゅう「それまでにみんな答えだそうぜ」

わたる「そうだな。そこで答え合わせだな」

この妙にピリピリとした空気
嫌な予感しかしない
バラバラと崩れていく
そんな気がした

たくと「それまでにはちゃんと考えなきゃ」

かける「部屋にいる後輩にだけは迷惑かけるなよ」

「「「もちろん」」」

後輩達はまだ、可能性がある
まだ終わっちゃいない
そこをフォローするのは先輩の役目


まだ見ぬ明日に希望を持っている

彼らならどこまでも行ける

俺達よりも遥かに上へ登れる

だから、こんな所で終わるなよ

お前達は・・・・・・


駆side終わり
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