Wエース
壱馬side

正直色々とテンパってる
それは俺が副主将になった事じゃない
こんなにも早く新体制に入った事だ

自主練中、俺は何となく不安になって馬場に聞いてみた
3年の先輩達は・・・残るのか

かずま「どう思う?」

かいせい「さーな」

かずま「このまま終わんの嫌だな」

かいせい「・・・そうだな」

まなと「高塚は赤松と同室になって、後輩思いになったよね」

かずま「はっ、なってねーよ」

まなと「自分で気づいてないの? 1年より優しくなってるよ」

そんな分けないだろ、真叶
なに言ってんだよ。俺がそんな事する人間じゃねー事くらい・・・

かずま「そんな訳ねーだろ」

あッ!
そう思った時はもう遅かった
俺は無意識に真叶の胸ぐらを掴んだ

まなと「なに、暴力起こしたいの? 負ける気しないんだけど」黒笑

かずま「! いやいや、挑発に乗りマシタ」

やばい
ガチギレ寸前じゃねーか
危ない危ない・・・

まなと「よく言えました」笑

かずま「真叶、お前なぁ!! 馬鹿にすんな」

かいせい「馬鹿だろ」

かずま「うるせー」

つーか、大紀に対して甘いとでもいいたいのか?
そんな事ねーはずだ

そんな事あるのか
だから、真叶が言うんだよな
だから・・・・・・3年の事なんか気にする

まなと「俺も3年は残って欲しいよ」

かずま「智紀先輩は・・・春高まで残ると思うので。ってか」

かいせい「それ、赤松が言ったんだろ?」

かずま「そりゃな」

まなと「ほら、仲いいんじゃん」

あ、もしかして
この前俺と大紀が言ったこと根に持ってるのか、真叶のやつ
マジかよ、大人っぽいのに

壱馬side終わり
< 185 / 189 >

この作品をシェア

pagetop