Wエース
いつ、どこで亀裂が入るか分からない

それは今も例外じゃなかった


監督「今日は雪佐と練習試合だ」

「「「はい」」」

監督「メンバーは馬場、高塚、真叶、笠原、真盛、天原、鎌切」

「「「はいっ」」」

やっぱ、俺は選ばれなかった
でも瑠翔は選ばれてた
ま、確かにそうだよな

まもる「頑張ろ、瑠翔くん」

りと「もちろん。初スタメン頑張る」

かいせい「鎌切、ブロックのタイミングはいつも通りでいいからな」

りと「分かりました」

なつき「なにかあったら言ってね、みんな」

まなと「ん、了解」

そうか、セッターも変わったのか
セッターが変わるだけでも雰囲気が変わるからなぁ

かずま「自信持っていけよ」

なつき「分かってるよ」

かいせい「じゃあ、整列」

「「「お願いします」」」

練習試合の合図が鳴った
雪佐との試合が始まる


まもる「さーっこーい」

バシッ――

まもる「天原先輩!!」

なつき「ラスト高塚」

かずま「りょーかい」

こういう最初は壱馬先輩が決める事が多い
何故なのかは分からないけど
でも、有難いと思う

りと「ナイスキーです」

かいせい「次、次」

あの、軟米先輩が言うだけあって馬場先輩は切り替えとかまとめるが上手い
そりゃ、注目するよな

「真盛と壱馬先輩ナイスっ」

まもる「うん」かずま「おぉ」
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