セトモノのココロ
恵里香
「ママ、今日は、夜何時に帰ってくるの?」礼央は楽しそうに聞く。
「・・・そうね、礼央がバァバと眠った後かしらね。」
恵里香は、息子が祖母のところに行くことを楽しみにしていることがわかって安心した。

時計を見直して、恵里香はあわててコーヒーを飲んで「礼央!保育園の時間!お着替えはまだなの?」

そういえば、会場は上野だったが、場所がよくわかっていない事に気付いた。

「純子に一緒に行ってもらおうかな。」
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