記憶の中で生きる君へ、この空に誓う
「俺もさ、学校着たら真っ先に足がここに向いた」
「私もです…………」
源先輩に、そして蒼大先輩に会える気がしたから。
2人、そうするのが自然なように、肩を並べて手を繋ぎ、あの澄み渡る青空を見上げた。
どれくらい沈黙していたか分からない。
それを感じさせないくらいに、蒼大先輩の隣は心地良い。
「俺さ、ずっと考えてたんだ……」
そして、最初に口を開いたのは、蒼大先輩だった。
「後悔しない生き方って、なんだろうって。アイツの分まで生きるってさ、どんなだろうってさ」
「蒼大先輩……」
「でも、難しい事考えても、頭悪いから全然分からなくて、でも、一つだけ分かった事がある」
蒼大先輩は私に向き直り、真剣な瞳で私を見つめた。
私は、蒼大先輩の顔を見上げながら、蒼大先輩の瞳に映る青空に目を奪われた。
「もし、もし明日世界が終わるとか、命が無くなるとか、そんな時は……」
もし明日世界が終わる、この命が無くなるなら……源先輩は、残していく人達を守ろうとした。
私は……?
私は、どうやって、生きていく?