記憶の中で生きる君へ、この空に誓う
「源が、俺と静月を引き合わせたんだよ。きっと俺たちは、出会う運命だった。俺と源が親友になる運命だったみたいにな」
「……運命、そうですね、出会う運命だったのかもしれないです」
偶然じゃない気がした。
私にこの力があるのも、今、この瞬間の為にあるような気がしてならない。
だとしたら、この力がどうして私にあるのか、その答えも見つけられる気がする。
どうか……私と蒼大先輩の運命がこの先も交わっていますように……と、そっと心の中で願った。