圭哉くんは俺様且つ暴君。
6☆*。
♡他の男にシッポ振ってんじゃねぇよ。
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もう季節はすっかり夏で、ジリジリと燃える太陽とアスファルトから体中に熱が伝わってくる。
なのに、私は冷や汗すらかいていて、これから起こることへの緊張感で支配されている。
「そんなガチガチになる必要はねぇ。黙って横にいて話し合わせてろ。」
「う…うん。」
現在時刻は17時45分。
11時にピュアファウンテン前で待ち合わせをした圭哉くんに、なぜかあちこち連れ回された私は
世の一般的なカップルがデートしているような気分を味わってしまった。
『迷子になられたらうぜぇから』…と繋がれた手から圭哉くんの熱が伝わって私の心臓は破裂寸前だし
クレープだって、『ほら、俺のも1口やる』とか言うから…か、関節キスだし…
ぽちゃネコ(ぽっちゃりしてるネコのキャラクター)を私の顔の横に置いて見比べたかと思えば『似すぎだろ』って、買ってくれちゃうし。
…って!!私はぽっちゃりか!!