圭哉くんは俺様且つ暴君。
あんまり、話したことなかったけど…良く見れば整ってるんだなぁ…峰岸くん。
あれは、本物の王子様じゃない?絶対ハイター飲んだの?ってくらい、真っ白な心を持ってるに違いない。
圭哉くんは、偽王子!!だって、腹黒だもんね、圭哉くん。
「鈴木さん、じゃあ考えようか。」
「あ、ありがとう!!
本当に本当にありがとう!!」
いつの間にか戻ってきた峰岸くんは、私へニコリと微笑む。
……うん、王子様だ。
「全然、自分の班の計画表だし。鈴木さん1人に任せてられないよ。」
「峰岸くん、優しい〜!!夢子ちゃんなんて、やる気ゼロだったよ?さすが学年トップは勉強が出来るだけじゃないね!」
なんて、やや興奮気味に話す私に
「…誰にでも優しくするわけじゃないよ?」
「…へ……?」
どこか試すような峰岸くんの言葉。