圭哉くんは俺様且つ暴君。



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「じゃ、また放課後頑張ろうね。……小春ちゃん。」


「…峰岸くん、い、今…名前っ」



職員室から戻り、教室へと入ると同時に峰岸くんがさらっと言った言葉にカッ/////と顔が赤くなる。


「嫌だった?…ほら、名字って堅苦しいから。俺のことも名前でいいから。」


「あ…うん。そうだね!じゃあ私も翔太くんって呼ぶ!改めてよろしくね。」


「……っ!ん、よろしく小春ちゃん。」



名前なんて、圭哉くんには呼び捨てで呼ばれてるけど…なんて言うか、こんな風に徐々に縮まっていく距離感に…ドキドキするって言うか…。


なんか、恥ずかしい。


でも、私を残してそのまま自分の席へと戻って行った翔太くんを見ながら…私が気にしているのは圭哉くんのこと。


初めて圭哉くんのLINE無視しちゃった。怒ってるかな?…どうしよう。


離れるって決めたものの、やっぱり私は圭哉くんから離れきれない。


放課後…謝りに行こう。
先生に呼び出されてて行けなかった…って、言い訳しちゃおう。
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