圭哉くんは俺様且つ暴君。


────────ブブッ


《小春に拒否権なんてあるんだっけ?》



出た。
俺様…藤崎圭哉 降臨。


《………(´・×・`)》


送信。


こうなったらもう、お口ミッフ〇ー。黙るのが1番いい。


何言ってもこの世のものとは思えない言葉でねじ伏せられて終わりだもん。ね?



─────────ブブッ


《とりあえず、行くから。》



でも、会える。それが嬉しい。


それに、そこまでして私と一緒に帰りたいの?なんて、浮かれてしまう。


誰でも期待するよね?だって、好きな人からこんなメッセージ届いたの想像してみてよ。



《はーい(*゚∀゚*)》


送信。

ほら、嬉しい気持ちが絵文字に出ちゃったじゃん。


我ながら素直すぎる。


あー、でも楽しみ。
今日も圭哉くんと帰れる。


翔太くんもいるから、早く頼まれごとは片付くはずだし…大丈夫だよね?!


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