圭哉くんは俺様且つ暴君。




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「これをホチキスで留めればいいだけだよね?」


「そう。ページ数に気をつけて重ねないと、大変な事になるけど。」


「あ…そっか…気をつけま〜す!」



放課後はすぐにやって来て、教室からは部活に向かう人、帰路につく人、委員会の人…その他もろもろがゾロゾロと1人また1人減っていって



結局、


「誰も居なくなっちゃったね。」


私と翔太くんだけになってしまった。


「だね。…俺と2人は嫌?」


「ううん、翔太くんと2人は比較的落ち着くかな。ほら、翔太くんって優しい雰囲気あるから。ふわふわって。」


圭哉くんは、迎えに来てくれるって言ってたけどまだ来ない。

まぁ、仕事もまだ終わりそうにないから、むしろゆっくり来てくれた方が私としても助かるけど


早く会いたいなあ〜…って、思ってることは悟られてはいけない。


「…俺、全然 優しくないし、ふわふわって雰囲気じゃないよ?」


クスッと笑いながらも、翔太くんの手は手際良くホチキスを扱う。


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